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<ネタバレ注意>進撃の巨人・第50話(3)

≪幼い時エレンがマフラーを
巻いてくれたことを思い出すミカサ≫

このマフラー巻いてくれて…

マフラーをつまみ、
目に涙を浮かべエレンに笑いかけるミカサ。

その時戦場では
腕をなくしながらも巨人と戦う
エルヴィンと団員たち。


三人で共闘し巨人と戦う
ユミル、クリスタ、コニー。

ジャンを庇いながら
巨人から距離を取るアルミン。

それぞれが生き残るため懸命に戦う。

ミカサを見て拳を固めるエレン。
その拳は熱を帯び蒸気が立ち上る。

立ち上がるエレン。
エレンを見つめるミカサに振り返り

【エレン】

マフラーぐらい
いくらでも巻いてやる。

これからは一緒にな。

と言い仇の巨人の方へ
向き直り構えるエレン。

【エレン】

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

拳を振り上げるエレン。


殴りつけるエレンの拳を掌で受け止める巨人。
エレンの目一杯の一発がか弱い音を立てる。


アルベルト、ライナー、ユミルの体に
雷に打たれた様な衝撃が走る。

拳を振り抜き

【エレン】

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

もう一撃食らわせようと拳を繰り出すエレン。

そこへ
エレンの背後に巨人が現れる。

拳を振り抜くエレン。

それと同時に
背後に現れた巨人が
仇の巨人に飛びかかりエレンの拳は空を切る。

驚くエレン。


仇の巨人が押し倒されると
周辺に居た巨人達も一斉に
仇の巨人に向かって走りだす。

【アルミン】

えっ…?
えっ えっ??

その光景に驚き戸惑うアルミン。

アルミンだけでなく
エルヴィン、ユミル、クリスタ、コニー達も
その様子を呆然と見つめる。

巨人達に一斉に襲い掛かられ
バラバラにされる仇の巨人。

その隙にミカサを背負い
その場を離れるエレン。

【ミカサ】

どう…なってるの…

他の巨人達に食われてる?

巨人の群れに襲われ
バラバラに食いちぎられる
仇の巨人の方を驚きながら振り返るミカサとエレン。

【コニー】

しっかし何が起きたんだ…

だが今はそれどころじゃねえ!

早く逃げるぞ!!

とクリスタに声をかけるコニー。

【クリスタ】

うん!

目の前の光景と自分の体に
起きたことから

【ユミル】

そういうことか…
だからライナー達は
エレンを命がけで攫おうとしていたのか…

もしそうそうなら壁の中にも

未来はある。

とライナー達の真意を推察し、
クリスタの方をみるユミル。

巨人の群れから
逃げ出したエレンとミカサに
自由になった鎧の巨人が近づいてくる。

【エレン・ミカサ】

!!

【ライナー】

なんてこった…

座標がまさかよりによって…

一番渡しちゃならない奴の手に
渡っちまった…

と焦るライナー。

【ライナー】

なんとしても奪い返さないと…
この世界でそれを
絶対に持ってちゃならない奴、

お前だ…エレン。

とエレンをじっと見つめるライナー。

近づいてくる鎧の巨人に

【エレン】

来るな!!

テメーら二人とも!!
オレがぶっ殺してやる!!

と鎧の巨人に向かって叫ぶエレン。
再びベルトルトとライナーの体に
電流のような衝撃が走る。

【ライナー・ベルトルト】

!!?

そして
仇の巨人に群がっていた
巨人達が動きを止め鎧の巨人の方を見る。

次の瞬間
そして一斉に鎧の巨人に向かって
襲い掛かってくる 巨人の群れ。

【ライナー】

まずい…

近づいてくる巨人達に焦るライナー。

【ライナー】

しまった…このままじゃ
ベルトルトが!!

【ベルトルト】

う…!!

焦るライナーと、
鎧の巨人の肩の生身のベルトルト。


巨人達の目が自分たちに向いていない隙に

【エルヴィン】

これより速やかに撤退する!!

と調査兵団に号令するエルヴィン。
馬に乗り撤退するエレンとミカサ。

エレンとミカサの無事な姿に
泣いて安堵するアルミン、
後ろには気を失ったままのジャンを括り付けている。


再び巨人の群れに取り囲まれる
鎧の巨人を尻目に撤退する調査兵団。

【ベルトルト】

うぁぁぁぁぁ

怯えながら剣を構えるベルトルト。

【ユミル】

!!

鎧の巨人の方を見るユミル。

【クリスタ】

ユミル?

【コニー】

おい!!
何してんだ、早く戻るぞ!!

とユミルに声をかけるコニー。
クリスタの方を振り返るユミル。

そしてクリスタの頭を優しく撫で

【ユミル】

行って。

【クリスタ】

えっ?

ユミルの言葉に驚くクリスタ。
巨人の群れ相手に一人奮闘する鎧の巨人。

次々と殴り飛ばしていくが
倒し損ねた一体がベルトルトに襲いかかる。


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【ベルトルト】

あぁぁぁぁっ!!

ビビるベルトルト。

そこへ

【ユミル】

ギャアアアアアア

ベルトルトの背後から
巨人の顔に掴みかかるユミル。
戻ってきたユミルに驚くベルトルトとライナー。


その時は
ユミルの行動の裏に隠された
真意はわからなかったが

その後、
鎧の巨人がそれ以上
追撃してくることはなかった。

コニーに引っ張られながらも
ユミルの方を振り返るクリスタ。

兵団と自身にも大きな痛手を負いながらも
目的を達成するエルヴィン。

ハンネスを想い俯くアルミン、
エレンの背中で涙するミカサ。

そしてエレンは
空を仰ぎ、酔っ払いのハンネスに
からかわれながら過ごした。

もう戻らぬ、
今は遠い幼き日を思い出す。

悲しみに暮れる間も大人になる間すら無く…
少年は、何のために戦うのか…

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